Andy bass&guitar
TOKAI TALBO '83 Model unknown
Spec
Body :Aluminum
Neck :1-Piece Maple
Scale :648mm
Nut : bone
Flet : Freedom SP-SF-07W WARM
Joint : Bolt-on
Bridge : Original bridge
Pickup : Original PU
Finish: Aluminum polished coating
トーカイのタルボを仕入れましたと胸を張って言えません。
仕入れ時にヘッド、そしてボディのロゴが消されていました。
前のオーナーさんが気に入らなくて消したのか、メーカーの出荷基準に満たしていないので消されたのかはわかりませんが、消されていました。
本当であればTOKAIのロゴを入れればよかったのですが、100%タルボなのかがわからないのでTOKAIのロゴを入れるのはやめました。まあ、99%タルボなんですがね。
ただ、何も書いていないヘッドは寂しいし、魂がない気がしません?
なので、うちのロゴを入れてしましました。
それは良いのか?ちょっと考えたのですが、まあ・・・いいんじゃね?
行った作業は
・リフレット
・ナット制作
・ネックリフィニッシュ
・ピックガード制作
・アルミボディ磨き
・ポット、セレクター、電装系交換
・オーバーホール
です。
アルミボディ弾いてみたいな。という簡単な理由で仕入れたのですが。はて、どうするか考えました。
普通にフィエスタレッドとかサーフグリーンとかでもカッコよくなりそうですが、それはアルミボディじゃなくてもできるな。
せっかくのアルミボディ。磨こうじゃない。日本のリペアマンとしてタルボを磨く経験はいる!
アルミの光沢のボディに合わせるにはどんな雰囲気がいいかも考えました。
タルボの純正の磨きボディも良いんですが少し安っぽい雰囲気がいまいち気に入らなくて、もっと高級感を出せればと考え1プライのアクリルべっ甲ピックガードを選択しました。
アクリルのべっ甲と言っても遠目から見たら黒ピックガードにしか見えないのですが、
光を当てるとべっ甲色に輝く・・・かっこいい。
高級感が出たのではないでしょうか。
なんかちょっと戦闘機っぽい感じ。おこがましいけど腕時計のような感じ。
ピックアップが3シングルでしたので、せっかくなのでノブはストラトノブを使いました。
高級感のある、アメリカンな、日本製ストラト・・・
裏パネルはメイプルの板を切り出して作りました。
最初はアルミの板とか余ったアクリルべっ甲で作ろうと思ったのですが、もうちょっと高級感ほしい。でメイプルの材から切り出しました。
そして、ボディ磨き・・・もうやりたくない。というのが正直なところなのですが、少しコツを掴みました。次やればもう少し上手くできるかな?オービルサンダーほしい。
ネックはリフレット、リフィニッシュを行いました。
フレットはフリーダムの07のウォーム。リフレットに根性がいるフレットですが、暖かさを持った朽ちにくいステンレス、良いフレットです。
ネックのリフィニッシュ仕上げはサテン仕上げを選択しました。
ボディに存在感があるので、ネックは落ち着いた感じに仕上がりましたが、
いつもの時間経過によって存在感を増すラッカーですので、日焼け、ウェザークラックなど付き合うと楽しんで行けるネックだと思います。
ボディの仕上げはガラスコーティングを行いました。
最初は塗装も考えたのですが、塗装してしまうとこの風合いは出ないです。
アルミの無垢に近づけたくてコーティングを選択しました。
ただ、コーティングは数年で剥がれます。
剥がれたあとはアルミの劣化を楽しんでいただけたら嬉しいです。
サウンドの印象ですが、わりかし普通。というのが正直なところ。
フロントPUもキャンキャン鳴くようなかんじかのかなーと思ったのですが割とメローな感じ。
演奏下手すぎてわからないって人は買ってください(鬼)
ただ、リアのキラーンではないキャァンというのは良いですね。独特の音で奏でる?違うな
鳴いてくれる。
そんな音だと感じました。
正直ここまで手を入れると売りたくないし、人間に感じる愛情が芽生え始めているので・・・
何でしょうかね、この感情は。
恋をしてしまったらご相談ください。
Sold Out!
お問合せ先 andy.bass.and.guitar@gmail.com